親知らずは抜かないとダメ??
- 2023年1月12日
- お知らせ
みなさん、こんにちは。
アピタ稲沢店内にあるMS DENTAL CLINIC. です。
当院はファミリー診療室があり、ご家族の皆さま一緒に診療可能です。
土曜日、日曜日も診療しています。
今回は親知らずについてお話します。
親知らずとは、永久歯で1番最後に生える前歯から数えて8番目の歯のことです。
なぜ『親知らず』というのか?
子供の頃は歯の生え変わりに際して、親も気にしており、子供本人も歯が抜けると教えてくれ、
成長を感じることができますが、親知らずはだいぶ遅れて生えてきます。
親知らずは一番奥に生えるため、あまり見えないことで忘れがちになります。
親がその歯の存在をしらないことでこれが名前の由来といわれております。
では、親知らずは抜くべきか、残しておいてもいいのか。
それは、歯の生え方によって変わってきます。
生え方は人によってさまざまです。
・まっすぐに生えている歯
・斜めに生えて一部が埋まっている歯(半埋伏)
・完全に骨の中に埋まっている歯(埋伏)
~親知らずを抜いたほうがいい場合~
・親知らずの1本手前の歯を虫歯にしてしまう
・親知らずの生え方によって磨きにくく、汚れがたまりやすい
・歯茎が腫れてしまう
・矯正を予定している場合(親知らずに押され前歯が重なってしまう可能性がある)
~親知らずを抜かなくてもいい場合~
・上下でまっすぐに生えている
・特に痛みなどの症状がない
・将来抜かないといけなくなった他の歯の代わりに移植するために保存
抜歯の方法についてもお話します。
まっすぐに生えている場合は、麻酔をしてペンチのような器具(抜歯鉗子)を使って
ゆっくり動かして抜いていきます。
歯茎に埋まっている場合は、麻酔をしてから、歯茎を切開し歯を分割して抜いていきます。
最後に切開したところを縫合して終わりになります。
抜糸は約1週間後になります。
抜歯後の注意事項は、
・うがいをしすぎない
・歯ブラシは傷口にあたらないように優しく磨く
・傷口を舌や指でさわらない
・硬いものや刺激物を控える
・長時間の湯船に浸かる、運動、飲酒は避ける(血行がよくなるのを防ぐため)
抜歯して2~3日腫れと痛みが続くかもしれませんが、
当日にお薬を処方します。
痛みが悪化してしまう方は無理せずご連絡ください。
親知らずの生え方や治療法は人それぞれ違うので、
気になる方はいつでもお気軽にご相談ください。
稲沢市の方だけでなく、一宮市、あま市、津島市、愛西市の方もアピタ稲沢店にお越しの際はどうぞお立ち寄りください。