大きくなった虫歯はどうなるの??
- 2023年5月11日
- お知らせ
みなさん、こんにちは。
アピタ稲沢店内にあるMS DENTAL CLINIC. です。
当院はファミリー診療室があり、ご家族の皆さま一緒に診療可能です。
土曜日、日曜日も診療しています。
今回は前回お話した、
https://ms-dental-clinic.jp/blog/『c』ってなあに??/ の続きになります。
歯医者さんで「神経をとる処置をします」と言われても、実際にどういうことを
しているのかわからなく不安になる方が多いと思います。
本日はわかりやすく神経の処置についてお話します。
まず神経をとる処置とは「抜髄」といいます。
抜髄とは、虫歯が重症化して神経にまで達したケースが多いです。
症状としては、
・ズキズキとする強い痛みや頭痛
・痛い歯に触れると飛び上がるほどの痛さを感じるとき
・痛み止めがきれてくると再度痛み出す
・熱いものがしみる
などがあります。
抜髄をした歯は、「失活歯」といい神経がない歯になってしまうので
年数がたつと色が変わってきたりなど生きた歯(生活歯)と比べて、
歯の寿命が短くなります。
ただし、痛みはなくなるので二次虫歯の感染に気付きにくいため、
他の歯より注意する必要があります。
虫歯治療をきちんと行わないと、痛みや感染が再発してしまうので
せっかく被せものまで行ったのにもう一度はずして初めからのやり直しに
なってしまうので抜髄はとても大切な治療になります。
~治療方法~
①まず、表面麻酔をしてから局所麻酔をします。
②感染した部分を除去して、ファイルという先端が細く針のような器具で
根管をお掃除していきます。この時にも痛みが出るようなら根管にも麻酔を使用します。
③お掃除をしてから薬をいれて仮封していきます。
④痛みがないか症状を確認し、根管内を薬品でしっかりと洗浄して、
詰め物(ガッタパーチャーという先端がとがった棒状のもの)を
隙間なく詰めて写真(デンタル)をとってきちんと詰めれたか確認をします。
⑤歯の土台をつくって型取り(印象)をしていきます。
※②と③は痛みが落ち着くまで何回か行います。
以上が抜髄~型取りまでの手順になります。
完治するまでに少し期間がかかりますので、根気よく一緒に頑張りましょう!
抜髄を防ぐためには、日々の歯みがきや定期健診によって歯の健康を
維持することです。
虫歯も放置していくと場合によっては抜歯の可能性もでてきますので、
虫歯の予防や早期発見が大切になっていきます。
稲沢市の方だけでなく、一宮市、あま市、津島市、愛西市の方もアピタ稲沢店にお越しの際はどうぞお立ち寄りください。